トキエア、初号機が新潟空港に到着　来年3月就航に向けて準備進む

新潟の地域航空会社「トキエア」が使用するATR72-600型機の初号機が5日、新潟に到着しました。

　深みのある青い日本海を華麗に羽ばたく朱鷺（とき）の翼をイメージした機体が、初めて新潟空港に降り立ちました。着陸前には滑走路を低空飛行で通過する”ローパス”が行われ、関係者や展望デッキで待つ航空ファンらに到着をアピールしました。

新潟空港滑走路に進入するトキエア初号機

滑走路上空をローパスでアピール

新潟空港に到着したトキエア初号機
　トキエアの初号機は、フランス現地時間10月31日11時16分、フランス・トゥールーズ（TLS）を出発。ギリシャ・イラクリオン（HER）、アラブ首長国連邦・ドバイ（DWC）、インド・ナーグプル（NAG）、タイ・ドンムアン（DMK）、フィリピン・マニラ（MNL）を経由して、11月5日15時18分に新潟空港に到着しました。

　フェリーフライト時の登録番号は「F-WNUG」で、1週間以内に正式な登録番号「JA01QQ」に変更されます。

　トキエアは2023年3月の就航を目指して、準備を加速します。就航路線は、新潟－札幌(丘珠)線、新潟－仙台線、新潟－名古屋(中部)線、新潟－神戸線の4路線を計画しており、2023年には小型なATR42-600型機の導入により新潟－佐渡線を、さらには新潟－東京(成田)線の就航を計画しています。