高知就航5周年を迎えたジェットスター・ジャパンの片岡優代表取締役社長が16日、高知県庁の濱田知事を表敬訪問しました。

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　ジェットスター・ジャパンの片岡優代表取締役社長は、濵田省司 高知県知事と面会し、「昨年の12月に5周年を迎えました。コロナで厳しかった時期もありましたが、高知県の皆様、自治体の皆様、空港会社の皆様、ご尽力を頂きましたことにお礼申し上げます。需要も昨年の夏休みから回復し、成田－高知路線も順調で、安定した路線に成長しました」と謝辞を述べました。

濱田高知県知事と面会するジェットスター片岡社長
　濱田知事は、国際線乗り継ぎによるインバウンド利用の状況について説明を求めたのに対し、片岡社長は「全体では国内線で10％程度、時期によっては成田や新千歳路線で40％という日もある。高知線は10％未満で、成長の可能性があると考えている」と述べ、「（自社の強みである）カンタス、ジェットスター航空、JALのネットワークを生かして、高知の魅力を伝え、さらなる誘客を行いたい」と意欲を示しました。

濱田高知県知事と面会するジェットスター片岡社長
　高知線の今後について片岡社長は「今は1日1往復ですが、利便性やLCCによる需要創出を行う意味でも復便は検討したい」としながらも、「高知空港も例外でなく、全国的に空港のグランドハンドリング（グラハン）のスタッフ不足が問題となっている。自治体や空港会社の皆様に、問題を解消できるよう力をお借りしたい」と述べ、濱田知事に助力を仰ぎました。

2018年に成田/関西－高知線 2路線同時開設

　ジェットスター・ジャパンは、2018年12月19日に高知空港初のLCC路線として 東京(成田)－高知線と大阪(関西)－高知線の2路線を同時開設しました。現在までに高知路線は、累計運航便数便数約3,800便、累計48万人以上が利用しています。

2018年 成田－高知線新規就航時
　新型コロナウィルス感染症の影響により、2020年4月10日から両路線とも運休しましたが、約3か月後の7月11日に成田－高知線を再開し、現在は1日1往復を運航しています。

　一方、関西－高知線は現在も運休が続いていて、片岡社長によると「関西線の復便の計画はないが、今後の需要増加次第で、検討したい」と述べました。

高知県を表敬訪問したジェッ太くん
高知県庁